先日お客様にお渡しした衝立の補修と仕立て直しの事例です。
長い間、納屋かどこかで保管しておられたとの事で虫食いなどによる傷みが全体に多くある状態でした。
虫食い部分が多くまた多数あった為、補絹ではなく補彩を行う事としました。
補修の工程としては、膠による色落ち止め処理の後、洗い → 裏打ち → 補彩となります。
衝立の木枠も損傷がかなりあったので同寸法のものを用意し取り替えしました。