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    掛軸の修復事例

    ph010001

    ・本紙寸法 1200×300
    ・祐天上人(1637~1718)揮毫による南無阿弥陀仏

    江戸中期を代表する呪術師であり増上寺36世法主を務めた。三百数百年を経過した本紙は、無数の折れや欠損など劣化が激しいだけでなく、線香の煤と酸化によって文字もほとんど読めない状態でした。
    東京祐天寺にある祐天上人揮毫の南無阿弥陀仏の本紙に合わせて煤抜きを施しました。
    本紙の古さに見合った古仕立ての金襴を用い、真の行形式の表具に仕立てました。