この本間2枚立てと一間半4枚の襖の張り替は仮名書道作家からのご依頼です。
30年お付き合い頂いている女流書家・中本桃水先生のアトリエの襖です。
古い着物を用いてデザインしたのですが、書家のアトリエなので「運筆」をコンセプトにしました。
身体全体の動きが筆先に現れる。
筆先を介して身体の動きが現れる。
腕で書いているのでは決してない。
うねる身体、止まり、また動き出す、紙面に激しくぶち当たり大きく変形する筆先、あるいはその反動を受け留める、刹那、空間と時間の飛躍・・・・・・・。
書道独特のとしか言いようのない‘動き’をデザイン出来たらという思いで仕上げました。