お世話になっております!
本日ご紹介するのは、昨年(2017年)松永の瀬戸内家具工芸様からご連絡頂き、
共同で製作させて頂いた衝立になります。
瀬戸内家具工芸様は「お寺専門の家具屋さん」で、この衝立も福山の天徳寺様からのご依頼の品でした。
衝立自体の製作は瀬戸内家具様にお願いし、軸源は本紙の裏打ちと組子への張り込みまでを担当させて頂きました。
書は天徳寺のご住職・日下様の師である南禅寺の中村文峰老大師のもので
これまで見た事もないくらいの墨が乗った、力強くも温かみを感じられる作品で流石の一言です。
(墨に含まれる膠が画仙紙を引っ張り、引きつる形になるので、この事例では、墨を滲ませる事なくその引きつりを綺麗に裏打ちをする為に工夫し勉強させて頂きました…が詳細はまたそれは別の機会に!)
先日、新たに天徳寺様からご連絡を頂き、軸装のご依頼を承りました。
写真は、その際に衝立を撮らせて頂いたものです。ご住職様も大変気に入っておられ、檀家の皆様方にも良い評判との事、今回の軸装も気に入って頂けるよう頑張りたいと思います。