前々回のお知らせで触れていた天徳寺さまよりの依頼品を納品してきました。
今回は掛軸で、本紙は天徳寺さまの落慶式に当たって、南禅寺・中村文峰老大師が読まれた落慶香語となります
天徳寺の日下様は、それほど格式ばったものではないがお寺の記録として残しておきたいというお気持ちとの事でした。
取り合わせについては、本紙囲みを竹屋町金襴、中廻しに蜀江紋、天地に華調緞子を使い、重厚さと皆様で楽しめるような美しさのバランスがとれたものにできたかと思いますが、どうでしょうか。
本紙の奉書紙がかなり厚みがあった為、仕上がりに不安がありましたが、良い掛かりになったと思います。
日下様にも気に入って頂けたようで一安心です。